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炉辺の風おと

毎日文庫 な3−1

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-620-21061-2
4-620-21061-7
税込価格 825円
頁数・縦 306P 15cm

商品内容

要旨

“山の深みに届いた生活”に憧れ手に入れた八ヶ岳の小さな山小屋。無骨な暖炉にゆっくりと火を熾こせば、炎に映る孤独はひたひたと一人を満たす。病の発覚、父親の死、コロナ禍…思いがけない非日常に立ち尽くす時も鳥は囀り、木々は色づき、季節は巡る。太古からの時間、自らの生をまっとうするため、心にいのちの火を灯すエッセイ。

目次

第1章 山小屋暮らし(山の深みに届く生活
火のある風景
遅い春・早い初夏
風の来る道
ストーブの話
長く使われるもの)
第2章 巡りゆくいのち(深まっていくもの
更新される庭
冬ごもりの気持ち
養生のこと
南の風)
第3章 鳥の食事箱(野生と付き合う
リスのこと
植物と仲良くなり、ときどき食べる
時間が止まり)
第4章 いのちの火を絶やさぬように(滲み出る本質
滞りが生まれてしまう
少しづつ、育てる)
第5章 遠い山脈(秘そやかに進んでいくこと
日常が甦る
遠い山脈
生命は今もどこかで
右往左往のただなかに在ること)

著者紹介

梨木 香歩 (ナシキ カホ)  
1959年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)