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ロシアとは何か モンゴル、中国から歴史認識を問い直す

出版社名 扶桑社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-594-09563-5
4-594-09563-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 264P 19cm

商品内容

要旨

十三世紀、モンゴル帝国がアジアとヨーロッパの文明をつなぎ世界史が生まれた。ロシアを紐解けば世界がわかる!アイデンティティもわからない、イデオロギーも失われた国の焦燥はどこからくるのか?

目次

プロローグ いまなぜユーラシアから見た世界認識が必要なのか
第1章 巻頭特別講義 入門・岡田史学
第2章 ロシア史に隠された矛盾―ユーラシア史からロシアの深層を見る
第3章 国境を越える相互作用
第4章 中国がめざす「モンゴル帝国の再現」―「一帯一路」とは
第5章 ロシア、中国はモンゴル帝国の呪縛から解放されるか?

出版社・メーカーコメント

アイデンティティーもわからない、イデオロギーも失われた国の焦燥はどこから来るのか?ロシアを紐解けば世界がわかる!「偉大なるロシアの復活」を標榜してウクライナ侵攻を続けるプーチンのロシア。一体、プーチンの描くロシアとは、何百年前の、どのようなロシアなのか? ロシア人とはどのようなルーツの人々なのか?  習近平の中国もまた「一帯一路構想」を提唱するが、ユーラシア大陸全体を支配する世界覇権をめざしているに等しい。「文明と文明の衝突の戦場では、歴史は、自分の立場を正当化する武器になる」と著者は説きます。ところが、「イスラム文明の内部では歴史学は意義の軽いものにすぎず、地理学の補助分野」であり「いまでもイスラム諸国は、イスラエルやヨーロッパ・アメリカ諸国との関係において、自分の言い分がなかなか通せず、つねに不利な立場に立たされている」。また日本でも、自虐史観に反発する人は対抗するものとして日本神話を持ち出したりするように、「歴史とは自分たちが納得できるように過去を説明するストーリーであり、文化や立場、国ごとの世界感や歴史認識により、その筋書きが違ってくる。よって、史実が明らかにさえなれば、紛争の当事者双方が納得し、問題が解決するというようなものではない」……と本書には、まさに現代の不安定な世界情勢を読み解く「歴史認識」への示唆が凝縮されています。著者の夫であり師である碩学、岡田(故岡田英弘)史観のエッセンスを紐解きながら、日本人にとっての世界史理解、世界で果たすべき役割に導く内容です。

著者紹介

宮脇 淳子 (ミヤワキ ジュンコ)  
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。現在、昭和12年学会会長、公益財団法人東洋文庫研究員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)