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紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

出版社名 扶桑社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-594-09558-1
4-594-09558-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 222P 19cm

商品内容

要旨

ひきこもり作家が後宮で働いてみたら…!?1000年前も現代も、悩むことは皆同じ。出仕したらいきなりアウェイ、同僚はみんな深窓の令嬢、仕事相手はクセつよ貴族官僚。30代OL風に超訳。

目次

初マタ中宮様とバタバタ藤原家
出産レポ
産後はパーティー三昧
帝が土御門邸にやってきた
誕生五十日目のパーティーは大波乱
中宮様、宮中へ帰る
平安京ガールズコレクション(五節の舞姫)
年の暮れに大事件勃発
女房たちについていろいろ言いたい
私もたいがいなんですが
浮かれてはいられないお年頃
中宮様、二児の母になる

出版社・メーカーコメント

『エモい古語辞典』の著者最新作2024年大河で話題!「紫式部日記」を令和言葉で超訳1000年前も現代も、悩むことは皆同じだった−−シングルマザー兼ひきこもり作家の紫式部は、ある日後宮で働くことに。「『源氏物語』のファンです!」と話しかけてくれる人がいたらいいなと思っていたら、同僚の令嬢たちは氷のように冷たくて、完全にアウェイ。現代人からしてもやる気が急低下しそうな職場で、紫式部はどう生きたのか。“天然キャラを演じる”という処世術を編み出したり、キャリアウーマンになった自分を妄想してツッコんだり。日本史で一番有名な女性の中の一人なのに、とても身近な感覚を持った人だとわかります。そんな日々を綴った『紫式部日記』は、お仕事成長譚としても、引っ込み思案な女子の内面を覗き見られる面白い手記としても読めます。本書では、原文を30代OL風の言葉でわかりやすく訳し、かわいらしい猫のキャラクターが平安文化を解説。かわもとまいさんによる美麗なイラストを40点以上掲載し、古典になじみのない方も楽しく読めるようになっています。また、以下の用途でも本書を役立ていただけます。◆2024年大河の副読本として◆日本史や古文の世界に親しむ導入として◆加持祈祷や宮廷儀式など当時のリアル記録が満載!創作の参考にも「口語にしてみたら、まるでカフェで隣から聞こえてきたOLたちの愚痴のようで、紫式部がますます身近に感じられたのですが、いかがでしょうか」(あとがきより)

著者紹介

堀越 英美 (ホリコシ ヒデミ)  
1973年生まれ。文筆家。早稲田大学第一文学部卒
山本 淳子 (ヤマモト ジュンコ)  
京都先端科学大学教授。京都大学文学部卒業。高等学校教諭等を経て、1999年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都学園大学助教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)