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東京暗渠学 失われた川を読む・紡ぐ・愉しむ

改訂版

出版社名 実業之日本社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-408-65057-9
4-408-65057-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 255P 21cm
シリーズ名 東京暗渠学

商品内容

要旨

暗渠―失われた川の空間・時間・景観に残る記憶に20エリアからアプローチ。

目次

第1部 東京の暗渠空間(東京の暗渠空間―多層的なレイヤーと水路網の広がり
新川と大泉堀(白子川上流部)―浮かび上がる微地形と地下水脈
鮫川〜桜川―暗渠が結ぶ意外な場所のつながり
三田用水とそこから分水路―「動脈と静脈の水路網」
仙川のあげ堀―川の両岸にのこる双子の暗渠
前谷津川―台地に刻まれた深い谷と「根と枝葉の水路網」
葛西用水西井堀―「放射型の水路網」)
第2部 暗渠に重なる時間(東京の暗渠史―水路網の形成と消滅
神田堀(竜閑川)・浜町川と神田大下水(藍染川)―「堀割の水路網」の開削と埋め立て
指ヶ谷と鶏声ヶ窪の川(東大下水)―戦前に暗渠化された川
谷沢川―耕地整理と暗渠
立会川とその支流―36答申で暗渠化された川
小沢川―小さな川の暗渠化
三ヶ村用水―暗渠になかった「拡散と収束の水路網」)
第3部 景観からひもとく空間と時間(暗渠に残る川の記憶と暗渠スケープ―失われた空間と時間への手がかり
神田川支流(玉川上水幡ヶ谷分水)―今なお架かる数々の橋
仙川を渡る三つの用水―谷に抗う築樋の遺構 ほか)

出版社・メーカーコメント

暗渠空間、暗渠の歴史、暗渠に残る川の記憶。それらにアプローチできる20エリアを歩ける地図とともに考察。大判暗渠地図付き。

著者紹介

本田 創 (ホンダ ソウ)  
1972年東京都新宿区生まれ。東京大学文学部卒業。小学生の頃に貰った東京の古い区分地図で、川や暗渠の探索に目覚める。予め失われていた東京の原風景の記憶を求め、都内の暗渠や用水路跡、湧水などを探索。1997年より、その成果をウェブサイトにて公開。雑誌『東京人』や『文春オンライン』などのWEBメディアでの執筆、NHK文化センター、毎日文化センターなどでの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)