• 本

人種差別の習慣 人種化された身体の現象学

出版社名 青土社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7917-7595-8
4-7917-7595-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 345,12P 19cm

商品内容

要旨

日常に織り込まれた差別とは。差別を体現する行動や仕草は、日常生活に知らぬ間に入り込んでいる。それは差別される者にしか気づかれない。誰もが意図せずに行ってしまう/向けられている可能性を孕む「習慣的な人種差別」。メルロ=ポンティの現象学に軸を据えながら、差別する・される身体の多様なあり様を明らかにする。マジョリティのまなざしを捉え直すための必読書。

目次

第1章 人種差別の習慣―身体的な仕草、知覚、方向づけ(習慣と習慣的身体
習慣は社会的でありうるのか
慣習的で身体的な仕草や知覚のなかの人種差別
習慣的な人種差別と責任)
第2章 人種差別と人種化された身体性の生きられた経験(人種差別と人種化の身体的な経験
白人の身体性と存在論的な膨張性)
第3章 不気味さ―人種化された居心地悪い身体(不気味さ(Unheimlichkeit)と人種化された身体
家の多孔性、身体の多孔性
家は必要なのか)
第4章 人種差別のまなざし―サルトルの対象存在とメルロ=ポンティの絡み合いとの間で(対他的身体、対象性、人種差別のまなざし
まなざし‐対象の存在論を複雑化すること―目を向けることの様相、見られている自分自身を見ること、そして身体の両義性
メルロ=ポンティの絡み合いと、人権化された身体性における主体―対象の溶解)

著者紹介

ヘレン・ンゴ (ヘレンンゴ)   Helen Ngo
〓莉莉。中国系ベトナム人難民の娘としてオーストラリアで育ち、ニューヨークのストーニーブルック大学にて哲学博士号を取得。現在、三人の子どもを育てながら、ディーキン大学(メルボルン/ナーム)で特別研究員をしながら哲学を教えている。専門は、現象学、批判的人種哲学、フェミニスト哲学
小手川 正二郎 (コテガワ ショウジロウ)  
現在、國學院大學文学部准教授。専攻はフランス近現代哲学、現象学。現象学の観点から、性差、人種、家族、責任などの問題に取り組んでいる
酒井 麻依子 (サカイ マイコ)  
現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。専攻は哲学、倫理学
野々村 伊純 (ノノムラ イズミ)  
現在、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻倫理学研究室博士課程。特別研究員(DC2)。専攻は哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)