その扉をたたく音
集英社文庫 せ6−4
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2023年11月 |
ISBNコード |
978-4-08-744586-2
(4-08-744586-0) |
税込価格 | 660円 |
頁数・縦 | 213P 16cm |
商品内容
要旨 |
ミュージシャンの夢を捨てきれず、親からの仕送りで怠惰に暮らす、29歳無職の宮路。ある日、ギターの弾き語りに訪れた老人ホームで、神がかったサックスの音色を耳にする。演奏していたのは年下の介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされ、ホームに通うようになった宮路は「ぼんくら」と呼ばれながらも、入居者たちと親しくなっていき…。音楽と人が奏でる、確かな希望の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
本屋大賞受賞『そして、バトンは渡された』著者の新たな代表作!音楽と人が生み出す、たしかな希望の物語。29歳、無職。ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく−−。人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。【著者略歴】瀬尾まいこ1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、同作を表題作とする単行本でデビュー。05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、08年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、13年咲くやこの花賞、19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。『君が夏を走らせる』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』など著者多数。