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四つの未来 〈ポスト資本主義〉を展望するための四類型

出版社名 以文社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7531-0380-5
4-7531-0380-3
税込価格 2,970円
頁数・縦 268P 19cm

商品内容

要旨

あらたな時代の到来とともに、わたしたちの未来をこの手に取り戻すために。ポスト資本主義社会の到来にむけ思考=行動を喚起する四類型、コミュニズム/レンティズム/ソーシャリズム/エクスターミニズム。従来の労働を不要にする「自動化」と、生活の基盤そのものを揺るがす「気候危機」は、この四類型にいかなる作用を及ぼすのか。

目次

序論 黙示録とユートピアとしてのテクノロジーとエコロジー
第1章 コミュニズム―平等と豊かさ(未来の台所
仕事と意味
これが麗しきわが人生なのか?
たくさんのステイタスのヒエラルキーを開花させよう
ビットコイン、ドッジズ、ウッフィー)
第2章 レンティズム―ヒエラルキーと豊かさ(政治と可能性
レントのアート
稀少性と財産
反『スター・トレック』)
第3章 ソーシャリズム―平等と稀少性(資本主義と稀少性
ディストピアを越えて
わたしたちの怪物を愛すること
エコソーシャリズムと国家
計画としての市場)
第4章 エクスターミニズム―ヒエラルキーと稀少性(少数者のコミュニズム
なごろしの最終段階
飛び地の諸社会と社会統制
エンクレーヴからジェノサイドへ)
結論 いくつかの移行と展望
付録 死の党の台頭

著者紹介

フレイズ,ピーター (フレイズ,ピーター)   Frase,Peter
『ジャコバン』誌編集委員。アメリカ民主社会主義者同盟(The Democratic Socialists of America)ハドソンバレー支部副委員長。『ジャコバン』誌のほか、さまざまな媒体で執筆
酒井 隆史 (サカイ タカシ)  
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)