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文学のエコロジー

出版社名 講談社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-06-533645-8
4-06-533645-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 439P 20cm

商品内容

要旨

文芸作品をコンピュータで動くシミュレーションとしてつくる。作品をゲームクリエイターの目、プログラマーの目で眺める。構造やメカニクスに焦点を当てる技術を駆使する。文学のエコロジーは作品世界を探検するための地図となる。AIとゲームと小説と。言葉で表現された+省略された作品世界を観察する方法。

目次

第1部 方法―文学をエコロジーとして読む(文芸作品をプログラマーのように読む)
第2部 空間(言葉は虚実を重ね合わせる
潜在性をデザインする
社会全体に網を掛ける方法)
第3部 時間(文芸と意識に流れる時間
二時間を八分で読むとき、なにが起きているのか
いまが紀元八〇万二七〇一年と知る方法)
第4部 心(「心」という見えないものの描き方
心の連鎖反応
関係という捉えがたいもの
思い浮かぶこと/思い浮かべることの間で
「気」は千変万化する
「気」は万物をめぐる
文学全体を覆う「心」
小説の登場人物に聞いてみた)
第5部 文学のエコロジー(文学作品はなにをしているのか)

出版社・メーカーコメント

文芸作品をコンピュータで動くシミュレーションとしてつくるとしたら、なにをどうすればよいだろうか。作品をゲームクリエーターの目、プログラマーの目で眺める。構造やメカニクスに焦点を当てる技術を駆使し、文学をエコロジーとして見る。作品世界を探検するための地図を持とう。小説にはなにが書かれて、なにが書かれていないのか。客観的に作品を眺めることで、見えてくる、楽しめる、作品世界とその魅力。

著者紹介

山本 貴光 (ヤマモト タカミツ)  
1971年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。文筆家、ゲーム作家、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)