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精選女性随筆集 有吉佐和子 岡本かの子

文春文庫 編22−4

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-16-792151-4
4-16-792151-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 255P 16cm

商品内容

要旨

20代でデビュー、社会や歴史まで幅広く材をとった小説で、昭和を代表するベストセラー作家となった有吉佐和子。少女の頃から異性を惹きつけ、夫・一平と息子・太郎のほか、何人もの男性を愛し、その苦しみを歌と小説に昇華させた岡本かの子。短い生を燃焼させた二人の随筆、ルポ、日記、手紙を収録。

目次

有吉佐和子1 二十代の随筆(花のかげ
イヤリングにかけた青春
私は女流作家
適齢期)
有吉佐和子2 ルポルタージュ(関連地図
女二人のニューギニア(抄)
遙か太平洋上に 父島)
岡本かの子1 一平・私・太郎(親の前で祈〓―岡本一平論
岡本一平の逸話
私の日記
梅・肉体・梅
西行の愛読者―国文学一夕話
愚なる(?!)母の散文詩
母さんの好きなお嫁)
岡本かの子2 紀行文など(黙って坐る時
跣足礼讃
島へ遣わしの状
毛皮の難
異国食餌抄
雪の日
私の散歩道
生活の方法を人形に学ぶ)
岡本かの子3 「母の手紙」抄(「滞欧中の書簡」より(昭和五年)
「東京から巴里への書簡」より(昭和七年―十三年))

著者紹介

有吉 佐和子 (アリヨシ サワコ)  
1931(昭和6)年、和歌山市生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。56年「地唄」が芥川賞候補となり、以後、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『複合汚染』『和宮様御留』等、ドラマ化されたり社会現象となるような小説を多く執筆。84年、逝去
岡本 かの子 (オカモト カノコ)  
1889(明治22)年、神奈川県の大地主の長女として生まれる。1910年、岡本一平と結婚。11年、太郎出産。夫や愛人らとの関係に懊悩しつつ歌を詠み仏教研究に邁進、晩年には「母子叙情」「老妓抄」など小説を続々と発表。39年、逝去
川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)  
1958(昭和33)年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞。96年「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、14年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。19年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)