• 本

七年の最後

韓国文学セレクション

出版社名 新泉社
出版年月 2023年11月
ISBNコード 978-4-7877-2321-5
4-7877-2321-9
税込価格 2,530円
頁数・縦 235P 20cm

商品内容

要旨

書かないことで文学を生き抜いた詩人、白石。北朝鮮で詩人としての道を断たれた白石の後半生を、現代韓国文学を代表する作家がよみがえらせた長篇作。許〓文学作家賞受賞作。

出版社・メーカーコメント

書かないことで文学を生き抜いた詩人、白石(ペクソク)北朝鮮で詩人としての道を断たれた白石の後半生を、現代韓国文学を代表する作家がよみがえらせた長篇作。許?文学作家賞受賞作「あなた、もう死んだ人。 その冬の谷間であなたも凍りつき、あなたの歌も凍りついた。 でも、春に私はたしかに聞いた。あなたの歌をーー」望んだけれど叶わなかったこと、最後の瞬間にどうしても選択できなかったこと、夜な夜な思い出されることは、ことごとく物語になり小説になる。「夜は昼のように、昼は夜のように。水は火のように、火は水のように。 悪が善になり、善は悪になる。 その廃墟を見つめること、それが詩人のすることーー」伝説の天才詩人、白石が筆を折るまでの七年間

著者紹介

金 衍洙 (キム ヨンス)  
1970年、慶尚北道金泉生まれ。成均館大学英文科卒業。1993年、詩人としてデビュー。翌年、長編小説『仮面を指差して歩く』を発表。韓国現代文学の第一人者と評され、東仁文学賞、大山文学賞、黄順元文学賞、李箱文学賞など数多くの文学賞を受賞。2020年発表の本作で許〓文学作家賞受賞
橋本 智保 (ハシモト チホ)  
1972年生まれ。東京外国語大学朝鮮語科を経て、ソウル大学国語国文学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)