ナショナリズムとセクシュアリティ 市民道徳とナチズム
ちくま学芸文庫 モ18−3
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2023年12月 |
ISBNコード |
978-4-480-51210-9
(4-480-51210-1) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 456P 15cm |
商品内容
要旨 |
18世紀の宗教復興とフランス革命を経て、西洋では「礼にかなった」作法を重んじる市民的価値観が浸透していった。リスペクタブルか否か?その問いかけはセクシュアリティをも正常/異常に区分し、国民主義と結びついて社会の管理・統制を強化した。逸脱行為と見なされた同性愛や売春は社会秩序を乱すものとされ、自制する「男らしさ」と、性欲を排した男同士の友情が市民道徳の基盤となっていく―。宗教、医学、芸術、性別分業、人種主義などの諸要素が絡まり合って作用し、市民的価値観と国民主義が手を取り合ってナチズムへ至る道が鮮やかに描き出される。文庫化にあたって、心理学者メアリー・ルイーズ・ロバーツによる新たな解説を付した。 |
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目次 |
第1章 序論―国民主義と市民的価値観 |
出版社・メーカーコメント
何がリスペクタブルな振舞か。ナチズムへと至る国民主義の高揚の中で、性的領域も正常/異常に分けられていく。セクシュアリティ研究の先駆的著作。