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ブッダに学ぶ老いと死

朝日新書 936

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-02-295245-5
4-02-295245-8
税込価格 869円
頁数・縦 192P 18cm

商品内容

要旨

世の中に永遠なるものは一つもない。形あるものは壊れる。人は生きて死ぬ。―三つの「無常」に要約されるブッダの教え。頭では理解できても、凡人のわれわれは、具体的にどうすればいいのか。「生老病死」のプロセスを身軽に生きていくために、坐る、歩く、そして断食往生まで、九二歳の著者が語る「体験的・ブッダ理解」の書。

目次

1章 ブッダの教えを体感する(二九歳で「家出」をした後、四二〇キロを歩いたブッダ
この世に起こる一切のことの本質とは何か ほか)
2章 林住期で身軽になる(釈迦は「四住期」を意識して生きた知識人
「悟る以前の釈迦」と「悟った釈迦」の二分法では見えてこないもの ほか)
3章 病を得て成熟する(還暦―現代社会の疲れと迷いの象徴
七〇歳を過ぎてから、心身の力を維持する三原則 ほか)
4章 ブッダの死と断食往生(死を悟った釈迦が目指した地
「私は三カ月後にニルヴァーナに入るだろう」 ほか)

出版社・メーカーコメント

俗人の私たちがブッダのように悟れるはずはない。しかし、紀元前500年ごろに80歳という高齢まで生きたブッダの人生、特に悟りを開く以前の「俗人ブッダの生き方」、あるいは「最晩年の生き方、死に方」に長い老後を生きるヒントがある。坐る、歩く、そして断食往生まで、老いと死と向き合う実践的な知恵を探る。

著者紹介

山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。宗教学者。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。2002年『愛欲の精神史』で和辻哲郎賞、10年南方熊楠賞受賞。20年京都市文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)