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筑駒の研究

河出新書 070

出版社名 河出書房新社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-309-63172-1
4-309-63172-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 322P 18cm

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要旨

現日銀総裁の植田和男氏と前任の黒田東彦氏、コロナ対策に奔走した結核予防会理事長・尾身茂氏、元衆議院議長の細田博之氏(自民党)、参議院議員の小池晃氏(共産党)、元産業再生機構COOの冨山和彦氏、劇作家の野田秀樹氏。この多士済済の面々はいずれも「筑駒(教駒)」OBである。
本書では、国立の中高一貫校であり、トップクラスの東大合格率の進学校として知られる筑波大学附属駒場中学校・高等学校(筑駒)にスポットを当て、卒業生や元教員などの関係者約100人への取材をもとに、その「すごさ」の秘密に迫っている。1947年に東京農業教育専門学校附属中学校として開校した筑駒は、「自由・闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす」という校訓のもと、自由な校風で知られる。優秀かつ個性的なOBをさまざまな分野に輩出した同校の教育はいかなるものだったのだろうか。
著者は教育ジャーナリスト。教育、社会問題を総合誌、ウェブ媒体などで執筆している。1994年から『大学ランキング』(朝日新聞出版)編集者。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年1月30日]

商品内容

要旨

筑波大学附属駒場中・高等学校、略称「筑駒」。その昔は「教駒」。国立で男子校、自由な校風と抜群の東大合格率で知られ、日銀総裁、大学総長、官僚トップ、国会議員、発信力の高い学者、ユニークな起業家など、さまざまな分野で突出した存在感を示す卒業生も多い。ほんとうのところ、いったいどんな学校なのか―。OB、元教員から現校長まで、約100人の証言から探る。

目次

第1章 筑駒の新しい潮流―起業家やコンサルタントとして活躍するOBたち
第2章 「自由闊達」の正体―筑駒教育の真髄を探る
第3章 燃える三大行事、部活動―文化祭、演劇、サッカー、パソコン…
第4章 教駒・筑駒史 開校から東大合格率トップ校へ―農教・教駒時代(1947年〜1970年代後半)
第5章 教駒・筑駒史 存続危機から底力を発揮―筑駒時代(1970年代後半〜2020年代)
第6章 天才?秀才?日本一のオタク集団?
第7章 校風を教えてくれるOBたち―華麗で異色な教駒・筑駒人脈
第8章 筑駒はどこへ行くのか

著者紹介

小林 哲夫 (コバヤシ テツオ)  
1960年、神奈川県生まれ。教育ジャーナリスト。教育、社会問題を総合誌、ウェブ媒体などに執筆。94年から『大学ランキング』(朝日新聞出版)編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)