古代中国王朝史の誕生 歴史はどう記述されてきたか
ちくま新書 1771
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-07583-3
(4-480-07583-6) |
税込価格 | 1,056円 |
頁数・縦 | 294P 18cm |
商品内容
要旨 |
現代にも通じる歴史書と評価される司馬遷『史記』だが、執筆には、それより前に記録され、伝えられたものの蓄積がある。当然のことながら、文字がなくてはならないし、竹簡などの記録メディアが必要。さらに、それがいつの出来事かを記述するためには、国王の治世や暦等を根拠にした年号もあるほうがいい。正史は権力者の歴史認識と思想を汲むため編者は命懸けだが、すでに古代中国においても過去の事象からいまの問題を見出す態度の萌芽が見られる。出土史料を繙きながら、『史記』に結実する記録への執念や歴史観の興りをたどる。 |
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目次 |
序章 記録のはじまり―殷代 |
出版社・メーカーコメント
文字、木簡などの記録メディア、年号などの興りとは。古代中国人の歴史記述への執念、歴史観の萌芽。それらが司馬遷『史記』へと結実する。歴史の誕生をたどる。