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老人と海

角川文庫 ヘ4−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-04-113925-7
4-04-113925-2
税込価格 770円
頁数・縦 158P 15cm

商品内容

要旨

老漁師サンティアーゴには、84日間も釣果がなく、老人を師と慕うマノーリンは、一人前の漁師となった今も老人のことを気づかっていた。翌朝、ひとりで海に出た老人は、巨大カジキと遭遇し、運命をかけた闘いを挑む。死闘のすえ満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった―。老人に寄りそう“相棒”マノーリンを、少年ではなく若者とする新解釈により、未知の魅力を引き出した新訳!ノーベル賞作品を新解釈で味わう!

出版社・メーカーコメント

終戦後間もないキューバ。老漁師サンティアーゴには、もう84日ものあいだ釣果がなかった。幼い頃からサンティアーゴの見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師になったいまもサンチャゴを慕い、漁の心配をしてくれる。サンティアーゴはそんなマノーリンをたのもしく思いながら、自身のプライドも捨ててはいなかった。翌朝、一人で漁に出たサンティアーゴの綱に、見たこともないほど巨大なカジキがかかった。そこから、サンティアーゴとカジキの命を賭けた闘いが始まる。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、サンティアーゴは次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、ついにカジキに勝利し、帰路につくサンティアーゴに、しかし海は、さらなる試練を課すのだった−−。簡潔な文体と研ぎ澄まされた表現で、大いなる自然と自らの人生に対峙する男の姿を力強く描きだす、ヘミングウェイの最高傑作。

著者紹介

ヘミングウェイ (ヘミングウェイ)   Hemingway
1899年イリノイ州生まれ。高校卒業後新聞記者となり、第一次世界大戦下のイタリアで重傷を負う。復員後、記者をしながら24歳で作家デビュー。『日はまた昇る』『武器よさらば』『誰がために鐘は鳴る』などを発表。1952年『老人と海』を発表し、ピュリッツアー賞とノーベル賞を受賞。1961年猟銃自殺。簡潔で力強いハードボイルドスタイルの文体で、世界に大きな影響を与えた
越前 敏弥 (エチゼン トシヤ)  
1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。学習塾自営、留学予備校講師などを経て、37歳で翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)