アンブレイカブル
角川文庫 や39−16
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-113475-7
(4-04-113475-7) |
税込価格 | 858円 |
頁数・縦 | 284P 15cm |
商品内容
要旨 |
蟹工船の乗組員の谷は、内務省の役人・クロサキに雇われ、“プロレタリア文学の旗手”と称される小林多喜二の取材を受けることに。だが現れた多喜二は驚くほど気さくな青年だった。仕事を早く終わらせたい谷は多喜二の尾行を始めるが―(「雲雀」)。川柳で時代と闘う鶴彬。“消えた”記者の謎を追う満鉄社員の志木。稀代の哲学者・三木清。信念を貫き続ける彼らに、クロサキの影が迫る。輝ける男たちを描いた、希望と感動のスパイ・ミステリ。 |
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出版社・メーカーコメント
1925年に成立した治安維持法。歴史の闇の中であっても輝きを放つ、「敗れざる者たち」の矜恃とは−−? 『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。反社会的、非国民的思想犯として特高に監視される反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。己の信念を貫く男たちを、クロサキと名乗る内務省の男が追い詰めてゆく。彼らはなぜ罪なく裁かれたのか?累計130万部突破「ジョーカー・ゲーム」シリーズの著者が令和の世に問う、もう一つの傑作スパイ・ミステリ!