日本の裸体芸術 刺青からヌードへ
ちくま学芸文庫 ミ30−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2024年1月 |
ISBNコード |
978-4-480-51228-4
(4-480-51228-4) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 299P 15cm |
商品内容
要旨 |
幕末に来日した外国人たちがこぞって驚くほど、日本には裸が溢れていた。理想化されない自然な身体イメージを享受してきた日本人は、江戸末期に初めて西洋の理想的身体であるヌードに出会い、近代化の過程で葛藤と苦難を体験する。本書は生人形や淫靡な錦絵を生んだ幕末の驚くべき想像力、日本という環境で日本女性を描こうとした洋画家たちの苦悩、戦後日本中に乱立したヌードの公共彫刻、海外で高く評価される日本独自の身体芸術・刺青など、さまざまなテーマを横断し、裸体への視線と表現の近代化をたどる異色の美術史。文庫化に際し大幅な加筆を行った増補版。 |
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目次 |
序章 ヌード大国・日本を問い直す |
出版社・メーカーコメント
日常に浸透していた風俗としての裸体から、明治以降の芸術としての裸体へ。日本人のヌード観とその表現をたどる異色の日本芸術史。解説 木下直之