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網野善彦対談セレクション 1

日本史を読み直す

岩波現代文庫 学術 472

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-00-600472-9
4-00-600472-9
税込価格 1,573円
頁数・縦 376P 15cm
シリーズ名 網野善彦対談セレクション

商品内容

要旨

日本中世史を中心に列島の歴史像の変革に挑み、「日本」とは何かを問い続けた歴史家・網野善彦。日本史はもとより西洋史・文化人類学・考古学・民俗学・文学など多彩な分野の第一人者らと交わした対話の記録を、没後二〇年を機に改めてセレクトする。時代を見つめ、未来を展望する知恵に満ちた、生き生きとした議論が甦る。

目次

1 多様な中世像・日本像―現代日本人の源流をさぐる(司馬遼太郎)
2 東と西―歴史に息づく“地域”の特色(森浩一)
3 北条政権をめぐって―北条氏の執権政治は東国国家を目指したのか(黒田俊雄)
4 鎌倉北条氏を語る―境界領域支配の実態とその理由(石井進)
5 楠木正成の実像をさぐる(永井路子)
6 後醍醐天皇と内乱をどうみるか(永原慶二)
7 歴史からみた天皇制(廣末保)
8 中世の賎民とその周辺(高取正男
原田伴彦)
9 転形期の民衆像―同時代としての中世(中泉憲)

出版社・メーカーコメント

日本中世史を中心に列島の歴史像の変革に挑み、「日本」とは何かを問い続けた歴史家・網野善彦。日本史はもとより西洋史・文化人類学・考古学・民俗学・文学など多彩な分野の第一人者たちと交わした対話の記録を、没後二〇年を機に改めてセレクトする。第1分冊には日本史の再考すべき論点をめぐる対談・鼎談を収める。

著者紹介

網野 善彦 (アミノ ヨシヒコ)  
1928‐2004年。東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、東京都立北園高等学校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学大学院歴史民俗資料学研究科教授、同大学経済学部特任教授を歴任。日本中世史を中心に列島の歴史像の変革に挑戦し、「日本」とは何かを問い続けた歴史家
山本 幸司 (ヤマモト コウジ)  
1946年生。日本中世法制史・思想史。静岡文化芸術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)