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熊本かわりばんこ

出版社名 NHK出版
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-14-005742-1
4-14-005742-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 273P 20cm

商品内容

要旨

水が湧き、花は咲き、猫がいる。そこでの時間は記憶となり、身の裡に降り積もる―。同じ街に暮らす二人の女性が、それぞれの日々をそれぞれに綴った28のエッセイ。

目次

1 庭と街(人生の第二章が始まった
忘れがたい春と募金箱のこと
ひさしぶりに散歩に出ると ほか)
2 ちいさな隣人たち(記憶の海を旅する
春の動物園探訪
藤の花のもとで ほか)
3 猫のいる部屋(あの時代、あの場所でしか味わえないこと
年をとって猫と暮らすということ
変わる視点、そこから見えるもの ほか)

出版社・メーカーコメント

吉本さんが綴る熊本は、かつての記憶と未知の魅力が併存する街の姿。そこに、庭造りや多くの猫との日々、老いの問題などをまじえて、リズム感とユーモア溢れる筆致で記す。市内で書店を営む田尻さんは、自然に恵まれた暮らしや保護猫たちとの出会い、人々との触れ合いを、静謐な描写で綴る。

著者紹介

吉本 由美 (ヨシモト ユミ)  
1948年、熊本市生まれ。作家・エッセイスト。セツ・モードセミナー卒業後、雑誌『スクリーン』編集部、大橋歩さんのアシスタントを経てインテリア・スタイリストに。『an・an』『クロワッサン』『オリーブ』などの女性誌を中心に活躍後、執筆活動に専念。2011年、熊本に帰省
田尻 久子 (タジリ ヒサコ)  
1969年、熊本市生まれ。「橙書店オレンジ」店主。会社勤めを経て2001年、熊本市内に雑貨と喫茶の店「orange」を開業。2008年、隣の空き店舗を借り増しして「橙書店」を開く。2016年より文芸誌『アルテリ』の発行・責任編集をつとめる。2017年、第39回サントリー地域文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)