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妻と私・幼年時代

文春学藝ライブラリー 雑英 35

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-16-813108-0
4-16-813108-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 244P 16cm

商品内容

要旨

妻に下った末期癌の診断。告知せず、夫・江藤淳は渾身の看護を続ける。視力の衰え、呼吸困難など病状は進み、約九ヶ月後に臨終を迎えた。自身も重篤な病に冒されるが、気力を振り絞って夫婦最期の日々を記した手記「妻と私」は翌春雑誌に発表され、大きな話題を呼んだ。が、同年夏の雷雨の日、あまりにも有名な遺書をのこし自裁。絶筆となった「幼年時代」、石原慎太郎ら同時代人の追悼文も採録。

目次

妻と私
幼年時代
追悼 江藤淳氏を悼む(福田和也)
江藤淳記(吉本隆明)
さらば、友よ、江藤よ!(石原慎太郎)

著者紹介

江藤 淳 (エトウ ジュン)  
1932年、東京生まれ。文藝評論家。慶應義塾大学文学部英文科卒。在学中の56年に『夏目漱石』を上梓。文藝批評のみならず、史伝も執筆し、米国が作った戦後憲法や日本の言説空間を鋭く批判する仕事も続けた。99年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)