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この村にとどまる

CREST BOOKS

出版社名 新潮社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-10-590192-9
4-10-590192-3
税込価格 2,365円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

独伊のはざまでダム湖に沈んだ村。ファシズム、失われた母語、環境破壊…。母から娘へ、忘れてはいけない村の歴史。世界35ヵ国以上で翻訳。50万部超のベストセラー。ストレーガ賞最終候補/イーゾラ・デルバ賞/ドロミーティ・ユネスコ賞/ヴィアダーナ賞など受賞。

出版社・メーカーコメント

この美しいダム湖の底に、忘れてはいけない村の歴史が沈んでいる。北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された。母語を愛し、言葉の力を信じるトリーナは、地下で子どもたちにドイツ語を教え、ダム建設に反対する夫とともに生きてゆくのだが……。イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補作。

著者紹介

バルツァーノ,マルコ (バルツァーノ,マルコ)   Balzano,Marco
1978年ミラノ生まれ。2010年、『息子の息子(Il figlio del figlio)』でコッラード・アルヴァーロ新人賞を受賞。2015年、『最後に来たりし者(L’ultimo arrivato)』でカンピエッロ賞、ヴォルポーニ賞、ローマ図書館賞などを受賞。2018年に発表した本書で、イタリア文学界の最高峰、ストレーガ賞の最終候補に選ばれたほか、イーゾラ・デルバ賞、ドロミーティ・ユネスコ賞、ヴィアダーナ賞など国内外の多数の文学賞を受賞した
関口 英子 (セキグチ エイコ)  
埼玉県生まれ。翻訳家。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第1回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)