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すぐ忘れる日本人の精神構造史 民俗学の視点から日本を解剖

出版社名 さくら舎
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-86581-413-2
4-86581-413-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 289P 19cm

商品内容

要旨

いくら外国を真似ても、結局日本人は日本人!停滞する社会においては、まず自分たちをよく見つめ直すべし!歴史のなかの「伝承と変遷」に注目する民俗学の視点で日本の歴史、慣習の積み重ねを知り、「日本人」の欠点を超克する!

目次

序章 民俗学の視点で日本の歴史を見るということ
第1章 日本人のマインドは、縄文ではなく稲作から始まった
第2章 武家政権が起こした社会変化
第3章 信仰、道徳、芸能の形成
第4章 黒船来航、舶来好き日本人の真骨頂
第5章 敗戦、経済大国、そして凋落へ

出版社・メーカーコメント

いくら外国を真似ても、結局日本人は日本人!生活が苦しくても「しかたがない」と我慢する、責任追及をせず問題点をふわっとさせたまま何となく進み、やがて忘れる−−そんな日本人の思考や行動の傾向性は「稲作を土台に、律令制+荘園制+武家政権の時代」を経て培われてきたといえる。本書では日本の歴史の経歴、慣習の積み重ねを民俗学の視点から歴史を追跡することで、どうやってそのような日本人が育まれたのかを知り、これからの社会のあり方、日本人のあり方を考える。日本にあるのは「宗教」ではなく「信仰と学問」、「民主主義」や「人権」の理解は欧米とは異なる日本流、明治政府の体制は西洋化のと思いきや古代律令国家の体制の復活、など、いわゆる「日本史」を通して学ぶだけでは見えない視点が、民俗学の視点を通すことで浮かび上がってくる。

著者紹介

新谷 尚紀 (シンタニ タカノリ)  
1948年、広島県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。国立総合研究大学院大学・国立歴史民俗博物館名誉教授。社会学博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)