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颯の太刀

角川文庫 時−ち10−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-04-114326-1
4-04-114326-8
税込価格 814円
頁数・縦 280P 15cm
シリーズ名 颯の太刀

商品内容

要旨

18歳にして、門人のいない道場を継いだ筧求馬は、代稽古の帰りに、美しい娘が曲者に襲われているところに出くわし、咄嗟に助ける。娘を匿うため生活を共にしていたが、屈強な刺客に連れ去られてしまう。娘の名は茉名といい、将軍の血を引く姫で、圧政に苦しむ領民を救おうとしていることを知った求馬。風を感じて敵の気配を読む「颯の太刀」を振るって、茉名を助けることを決意する。時代小説の新星が描く、江戸の青春剣劇!

出版社・メーカーコメント

江戸の郊外で出稽古に出向いた筧求馬は、その帰りに襲われている女性に遭遇する。求馬は勇気を振り絞って止めに入り、茉名と名乗る女性を連れて逃げ、何とか追っ手を撒くことに成功する。求馬は何故襲われていたのか色々と訊こうとするが、茉名は何も答えず「あなたには関係ありません」と答えるばかり。さらなる茉名の追っ手が現れて求馬は立ち向かうが歯が立たず、茉名は求馬の反対を押し切って投降する。理由はわからないが、また自分の弱さゆえに救えなかったと、打ちひしがれる求馬。翌日、求馬は、田沼意知と出会い、意知から茉名が追われる理由を知らされる。茉名の奪還作戦への参加を打診された求馬は、茉名を助けに行くことを決意する。

著者紹介

筑前 助広 (チクゼン スケヒロ)  
1982年生まれ。2020年「それは、欲望という名の海」でアルファポリス「第6回歴史・時代小説大賞」特別賞を受賞。『谷中の用心棒 萩尾大楽 阿芙蓉抜け荷始末』に改題し22年にデビュー。同年、同作で第11回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろし新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)