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軍記ハ史学ニ益アリ 軍記と史学の関係を探る

出版社名 教育評論社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-86624-096-1
4-86624-096-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 351P 19cm

商品内容

要旨

「太平記は史学に益なし」―かつて、歴史家・久米邦武はこう確信した。果たして軍記は史学に何ももたらさないのか。歴史学者たちがその問題に立ち向かう。

目次

1 『平家物語』と『太平記』の世界を探る(義経生存説の展開
平資盛・貞能主従と『平家物語』
平重衡の往生と鎮魂
大庭景親と大庭景義の歴史的選択―『平家物語』『源平盛衰記』にみる中世武士の姿から
源頼朝の挙兵をめぐる諸問題 ほか)
2 軍記を拡げる(『将門記』の史実性
将門の子孫伝承と相馬氏
合戦記と「党」表現
『今昔物語集』にみえる「兵」について
『承久記』と北陸道合戦 ほか)

著者紹介

関 幸彦 (セキ ユキヒコ)  
歴史学者(日本中世史)。元日本大学文理学部教授。1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位修得。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年日本大学文理学部史学部史学科教授に就任、2023年に退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)