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帝国 その世界史的考察

出版社名 岩波書店
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-00-024067-3
4-00-024067-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 252,38P 19cm

商品内容

要旨

「帝国」は有史以来、デフォルトの政治形態だった。歴史社会学の重鎮が古今東西の諸帝国を視野に収め、それぞれの特徴、支配・従属の関係性、ネーションと国民国家との重なり、「衰退」のレトリックと実態など多岐にわたる視点から「帝国」を包括的に概観した、最新にして決定版の帝国論ガイド。古典的な陸上帝国、「大航海」時代以降の海外帝国、「国内植民地化」や生き続ける帝国の遺産までを射程に入れ、「多民族帝国の崩壊から国民国家へ」といった単線的な歴史像を刷新する。

目次

第1章 時間と空間のなかの帝国
第2章 東洋と西洋の帝国の伝統
第3章 支配者と被支配者
第4章 帝国、ネーション、国民国家
第5章 衰退と滅亡
第6章 帝国後の帝国

出版社・メーカーコメント

国家の主権が脅かされる世界情勢のなか、帝国論の再検討が進んでいる。本書は、歴史社会学の重鎮による「帝国」論入門の決定版。古典的な陸上帝国、「大航海」時代後の海外帝国、支配・被支配の関係性、「国内植民地化」問題、生き続ける帝国的統治までを射程に入れ、「多民族帝国から国民国家へ」という単線的な歴史像を刷新する。

著者紹介

クマー,クリシャン (クマー,クリシャン)   Kumar,Krishan
1942年、英領トリニダード・トバゴ生。1951年からイギリスに暮らす。1964年ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ卒業(歴史学)、大学院はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで政治社会学を専攻。1967年からケント大学で教壇に立ち、1977年同大学から社会学の博士号を取得。1996年から米ヴァージニア大学(社会学)教授
立石 博高 (タテイシ ヒロタカ)  
1951年生。東京外国語大学名誉教授。1980年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。スペイン史
竹下 和亮 (タケシタ カズアキ)  
1972年生。東京外国語大学国際日本研究センター特任研究員。同大学大学院地域文化研究科博士課程修了。フランス史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)