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戸籍と国籍の近現代史 民族・血統・日本人

第3版

出版社名 明石書店
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-7503-5706-5
4-7503-5706-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 390P 19cm
シリーズ名 戸籍と国籍の近現代史

商品内容

要旨

日本国家は「民族」「血統」「日本人」といった概念を、戸籍と国籍を用いていかに操作してきたか。最新版ではセクシュアル・マイノリティ関連の記述等を再検討するとともに、直近の重要判例も付記。“日本的差別”の深層に迫るロングセラー。外国人差別、性差別、部落差別、婚外子差別…その根源を、改めて問う。

目次

第1章 戸籍とは何か―「日本人」の身分証明
第2章 国籍という「国民」の資格―日本国籍と戸籍の密接性
第3章 近代日本と戸籍―「日本人」を律する家
第4章 植民地と「日本人」―戸籍がつかさどる「民族」「国籍」「血統」
第5章 戦後「日本人」の再編―「帝国」解体と「帝国臣民」の戸籍と国籍
第6章 戸籍と現実のねじれ―開かれた制度となるには

著者紹介

遠藤 正敬 (エンドウ マサタカ)  
1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は政治学、日本政治史。現在、早稲田大学台湾研究所非常勤次席研究員。宇都宮大学、埼玉県立大学、東邦大学等で非常勤講師。著書に、第39回サントリー学芸賞を受賞した『戸籍と無戸籍―「日本人」の輪郭』(人文書院)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)