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日本霊異記

河出文庫 い45−3 古典新訳コレクション 22

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-309-42086-8
4-309-42086-9
税込価格 880円
頁数・縦 227P 15cm

商品内容

要旨

平安時代初期、薬師寺の僧景戒編著の日本最古の仏教説話集『日本霊異記』は、雄略天皇から嵯峨天皇までの因果応報の説話、善悪、霊験、奇蹟、怪異、性愛などが描かれている。鎌倉時代初期、『方丈記』で知られる鴨長明編の仏教説話集『発心集』は、仏道の心の在り方を説く。両作品に魅了された詩人・伊藤比呂美が厳選、渾身の新訳で現代に甦る。

目次

日本霊異記(雷を捉える縁
狐女房の縁
漁夫の悪報の縁
野ざらしの髑髏の縁
風のように生きる縁 ほか)
発心集(玄敏僧都、遁世逐電の事
同じく玄敏僧都、伊賀の国の郡司に使われた事
平等供奉、山を離れて異州に赴く事
千観内供、遁世して籠居の事
多武峯の僧賀上人、遁世して往生の事 ほか)

著者紹介

伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年東京都生まれ。詩人・作家。青山学院大学入学後、詩を書き始め、78年現代詩手帖賞を受賞してデビュー。99年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞、15年早稲田大学坪内逍遙大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)