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魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ

増補

平凡社ライブラリー 963

出版社名 平凡社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-582-76963-0
4-582-76963-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 285P 16cm
シリーズ名 魚で始まる世界史

商品内容

要旨

十八世紀の農業革命以前、西洋の食の中心は肉ではなく魚であり、中世盛期のキリスト教社会では、一年の半分を魚を食べて過ごした。その魚への巨大な需要が、はるか遠方への航海を、漁猟と保存の技術革新を、都市の興隆を、自由と独立の精神を、ヨーロッパ近代にもたらした―。魚でたどる目からウロコの世界史。

目次

第1章 魚と信仰
第2章 フィッシュ・デイの政治経済学
第3章 ニシンとハンザ、オランダ
第4章 海と空気と同じように自由なのか?
第5章 『テンペスト』の商品ネットワーク
第6章 ニューファンドランド漁業
第7章 ニューイングランド漁業
第8章 魚はどんなふうに料理されたのか?

出版社・メーカーコメント

近代以前、西洋では多く魚が食べられ、その巨大需要は都市の興隆、大航海時代の到来をもたらした。目から鱗の魚で辿る世界史。

著者紹介

越智 敏之 (オチ トシユキ)  
1962年、広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。現在、千葉工業大学教授。専攻、シェイクスピア、アメリカ社会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)