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埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち

出版社名 書肆侃侃房
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-86385-604-2
4-86385-604-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 181P 20cm

商品内容

要旨

詩集とはある世界観の具現であった。ロシア文学におとずれた興隆期「銀の時代」“1890〜1920年代”。ペテルブルクの古書店で偶然見つけた詩集を手がかりに、100年前の忘れられた15人の女性詩人たちのことばを拾い上げる。

目次

1 遠い異国を見つめて(アデリーナ・アダーリス)
2 もっとも忘れられた詩人(マリア・モラフスカヤ)
3 戦争と詩を書くこと(アンナ・アフマートワ)
4 詩は私の祈りである(ジナイーダ・ギッピウス)
5 二つの魂を生きて(チェルビナ・デ・ガブリアック)
6 私の身体は私のもの(マリア・シカプスカヤ)
7 誰も見ぬ涙を詩にして(リュボーフィ・コプィローワ)
8 風そよぐ音にも世界は宿り(エレーナ・グロー)
9 「女の言語」を創出せよ(ナデージュダ・ブロムレイ)
10 昼の太陽と幸福と、そして夜の闇と(テフィ)
11 すべての詩は啓示となる(アデライーダ・ゲルツィク)
12 わが歌は私が死んでも朝焼けに響く(ガリーナ・ガーリナ)
13 テクストの彼岸にいる私(リジヤ・ジノヴィエワ=アンニバル)
14 ロシアのサッフォーと呼ばれて(ソフィア・パルノーク)
15 私は最期のときも詩人である(マリーナ・ツヴェターエワ)

著者紹介

高柳 聡子 (タカヤナギ サトコ)  
1967年福岡県生まれ。ロシア文学者、翻訳者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。おもにロシア語圏の女性文学とフェミニズム史を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)