• 本

民主主義の危機 AI・戦争・災害・パンデミック−世界の知性が語る地球規模の未来予測

朝日新書 950

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-02-295262-2
4-02-295262-8
税込価格 957円
頁数・縦 218P 18cm

商品内容

要旨

民主主義はなぜ後退しているのか?人類の叡智をもってすれば克服できると考えられていた諸問題は、グローバルに発生し続け、とらえどころのない不安と恐怖を拡大させている。人口爆発、食糧・エネルギー危機、格差による社会の分断は世界各地で広がっている。長期化するウクライナ戦争、中東での衝突に世界は手を打つことができない。独裁国家の台頭、民主主義の機能不全とポピュリズムによって危機が加速する中、連帯と信頼を取り戻すにはどうすればよいのか。民主主義と自由主義の今後を大予測。

目次

1 第3次世界大戦への危機―ウクライナ戦争から見る民主主義(イアン・ブレマー)
2 「寛容」が損なわれる世界―リベラリズムの危機(フランシス・フクヤマ)
3 衰退期に差し掛かるアメリカ―岐路に立つ民主主義の二面性(ニーアル・ファーガソン)
4 「文明の衝突」は終わらない―歴史を進歩させるダイナミズム(ジョセフ・ナイ)
5 社会規範に根ざしたバランス感覚―国家権力と社会のあり方を浮き彫りにしたパンデミック(ダロン・アセモグル)
6 日本人にイノベーションは起こせるか―“Think Bigger”―誰もが使える体系的アプローチ(シーナ・アイエンガー)
7 民主主義の後退はなぜ起きているのか―自らの失敗を忘れたアメリカ(ジェイソン・ブレナン)

出版社・メーカーコメント

中東やウクライナでの戦争をはじめ、ポピュリズムとAIの台頭という社会構造の激変は世界をどう変えるか。かつてない民主主義の危機に、今、世界で最も注目される知性の言葉からヒントを探る。I・ブレマー、F・フクヤマ、J・ナイ、S・アイエンガー、D・アセモグルほか。

著者紹介

大野 和基 (オオノ カズモト)  
ジャーナリスト。1955年、兵庫県生まれ。大阪府立北野高校、東京外国語大学英米学科卒業。79〜97年、米国滞在。コーネル大学で化学、ニューヨーク医科大学で基礎医学を学ぶ。帰国後も海外取材豊富。世界的な識者への取材を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)