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トラフィッキング・データ デジタル主権をめぐる米中の攻防

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-296-11650-8
4-296-11650-9
税込価格 3,850円
頁数・縦 507P 20cm

商品内容

要旨

中国政府に利用されている個人データ。脅かされるデジタル主権。米国の誤った政策がもたらした、中国企業・政府による個人データ収集・利用の危険な実態。日本にとっても他人事ではない!

目次

第1章 データ・トラフィッキングのジレンマ
第2章 ラスベガスで起こることは中国のデータコントロールとつながっている―断片化された米国のテック監視
第3章 サイバー主権国への道―中国におけるデータガバナンスをめぐる政治
第4章 農場から宇宙空間まで―中国は米国においていかに主権をネットワーク化しているか
第5章 ソーシャルメディア―国家安全保障資産としてのアルゴリズム
第6章 ゲーム―バーチャルワールドの穴だらけの国境
第7章 マネー―データ・トラフィッキングが中国にもたらすリスク
第8章 医療・健康―国境なきバイオデータの監視
第9章 ホーム―バックドアをすり抜けるデータ
第10章 データの安定化に向けて

著者紹介

コカス,アン (コカス,アン)   Kokas,Aynne
バージニア大学メディアスタディーズ教授。同大学ミラーセンターC・K・Yenチェアー。20年以上にわたり、コンサルタント、教授、フルブライト・スカラーとして、米中貿易関係を研究・調査。世界50カ国以上の媒体で研究成果が取り上げられている
中嶋 聖雄 (ナカジマ セイオ)  
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。カリフォルニア大学バークレー校・社会学Ph.D.。ハワイ大学マノア校社会学部助教授、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科准教授を経て、同研究科教授。専門は社会学・メディア論・次世代自動車産業研究
岡野 寿彦 (オカノ トシヒコ)  
NTTデータ経営研究所グローバルビジネス推進センターシニアスペシャリスト。上智大学法学部卒業後、NTTデータにてSE、法務を経験した後、1995年より中国、インド、東南アジア諸国で現地企業のシステム構築プロジェクト・マネジャー、現地法人経営、日系製造企業のITサポートに携わる。2011年より中国人民銀行直系企業グループとの資本提携による合弁会社経営陣ナンバー2を務める。2016年からNTTデータ経営研究所にて、プラットフォーム・エコシステム戦略、デジタル化時代に求められる企業経営、中国ビジネスに関する分析に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)