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北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦

出版社名 東京美術
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-8087-1303-4
4-8087-1303-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 199P 26cm

商品内容

要旨

葛飾北斎がもたらした日本絵画史上最大級の衝撃「冨嶽三十六景」。一介の浮世絵師にすぎなかった歌川広重はその衝撃を乗り越え、どのように自らの画風を打ち立てたのか?

目次

プロローグ 広重、絵師を目指す
第1章 風景画への道―北斎のたゆまぬ努力(絵師「春朗」のデビュー
「宗理」時代、そして独自の画風へ
読本の挿絵―馬琴の影響、創造力の獲得
絵手本『北斎漫画』の図様
西洋画の影響)
第2章 葛飾北斎「冨嶽三十六景」の世界(北斎の挑戦―シリーズをどう描くか
「神奈川沖浪裏」の構想―構図、波の表現
「冨嶽三十六景」の出版―版元・西村屋与八
「雪月花」―「冨嶽三十六景」と同時代の展開)
第3章 新たな風景画への道―広重の挑戦と活躍(「東海道五拾三次之内」の新境地
「東海道五拾三次之内 原 朝之冨士」にみる広重の超克
広重の描く名所絵の魅力
広重の江戸名所
大名屋敷を描く
「江戸近郊八景」―江戸文学とのコラボレーション)
第4章 広重、“富士”を描く(「名所江戸百景」に描かれた富士
富士山を主題とした「冨士三十六景」『冨士三十六景』―冨士に始まり冨士に終わる)
エピローグ 広重の残したもの

著者紹介

小山 周子 (コヤマ シュウコ)  
東京都江戸東京博物館学芸員
岩崎 茜 (イワサキ アカネ)  
東京都江戸東京博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)