複雑な問題をどう解決すればよいのか 環境社会学の実践
シリーズ環境社会学講座 6
出版社名 | 新泉社 |
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出版年月 | 2024年3月 |
ISBNコード |
978-4-7877-2406-9
(4-7877-2406-1) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 271,14P 19cm |
商品内容
要旨 |
環境問題は複雑な問題の束である。解決が難しく、そもそも何が解決なのかがわかりにくい、さらに何か解決したら別の問題が生まれる「やっかいな問題」である。解こうとするほどもつれていく問題の「解決」とは何か、現場に根差して絶えず問い直し、試行錯誤をくり返すプロセスに環境社会学の実践技法と知見を生かしていく。現場から考え、順応的に問い直し、問題の“間”をつないでいく実践。 |
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目次 |
序章 複雑な問題をどう解決すればよいのか―環境社会学の視点 |
出版社・メーカーコメント
〈現場から考え、順応的に問い直し、問題の〈間〉をつないでいく実践〉 環境問題は複雑な問題の束である。解決が難しく、そもそも何が解決なのかがわかりにくい、さらに何か解決したら別の問題が生まれる「やっかいな問題」である。解こうとするほどもつれていく問題の「解決」とは何か、現場に根差して絶えず問い直し、試行錯誤をくり返すプロセスに環境社会学の実践技法と知見を生かしていく。 〈解こうとすればするほどもつれていく問題を、そもそも「解決」とは何かと問いかけながらほぐしつつ、試行錯誤するプロセスの中に「解決」がある。その過程では、何が「問題」であるかということも、絶えず問い直され、とらえ直される。環境社会学において構想される問題解決とは、あらかじめ定式化された方法に沿ったスマートな問題の処理や、そのための方法の案出などとは対極にある、至って泥臭い営みである。こうした試行錯誤を、現実の問題に即して立場の異なる人びとがともに行うには、どうすればよいだろうか。環境社会学の研究・実践の多くが、この問いをめぐって展開されてきたといっても過言ではない。ーー編者〉 【執筆者】熊本博之/家中 茂/森久 聡/岩井雪乃/山下博美/鈴木克哉/脇田健一/佐藤 哲/丸山康司/菊地直樹/嘉田由紀子/青木聡子/茅野恒秀