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−196℃のゆりかご

出版社名 小学館
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-09-386718-4
4-09-386718-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 211P 19cm

商品内容

要旨

血が繋がっていようがいまいが、どうでもいいと思っていたのに―。明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。信じがたい話に愕然とするが、医師が持つカルテにはたしかにこの病院で奈緒がつむぎを出産したことが書かれていて―。母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。18年間隠された出生の謎を追う、現役医師作家が描く圧巻の家族小説。

出版社・メーカーコメント

母はなぜ、義母だと嘘をついたのか 明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。

著者紹介

藤ノ木 優 (フジノキ ユウ)  
産婦人科医・医学博士。2020年、第2回日本おいしい小説大賞に「まぎわのごはん」を投稿。21年、同作を加筆修正し小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)