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痛みの〈東北〉論 記憶が歴史に変わるとき

出版社名 青土社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-7917-7636-8
4-7917-7636-4
税込価格 2,860円
頁数・縦 288P 19cm

商品内容

要旨

三陸の漁師たちの声、「外国人花嫁」たちの声、そして石牟礼道子や宮沢賢治、森崎和江らの声が響き合い、時空を超えて“東北”の実相を浮かび上がらせる。東日本大震災の直後から今に至る軌跡が綴られる、歴史の声のかたち。

目次

南三陸“感情島”
南三陸“感情島”―海と生きる
“東北”が、はじまりの場所になればいい
ポスト311課題先進地から考える、もうひとつの社会構想
水俣を継承する“東北”へ
“転生”するブドリ
生産ナショナリズム以後と“呪われた部分”
精神の離散と祈り
苦海浄土と三月一一日の祈り
自感する宇宙
明日なき“世界”―つぎつぎとなりゆく犠牲
東日本大震災からの一〇年目 そして、関東大震災から九八年目に
共時的記憶の“世界”
女性視点から考える“三陸世界”
“三陸世界”に生きるということを学ぶ
日本型複合差別‐試論―核をめぐるインターセクショナリティ
無名の思想―森崎和江のさいはて
水俣病事件一〇〇年目に、“東北”から

著者紹介

山内 明美 (ヤマウチ アケミ)  
1976年、宮城県南三陸町生まれ。宮城教育大学教育学部准教授。専攻は歴史社会学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)