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見ることの塩 上

イスラエル/パレスチナ紀行

河出文庫 よ18−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-309-42090-5
4-309-42090-7
税込価格 1,320円
頁数・縦 313P 15cm
シリーズ名 見ることの塩

商品内容

要旨

テルアヴィヴからエルサレム、そして「壁」を越えヨルダン川西岸パレスチナへ。街を歩き、土地の人々と対話を重ねるなかで浮上する、ユダヤ人の定義不可能性。知られざるイスラエル社会の差別構造。そして壁に囲まれ暮らす人々の悲痛な語り…。さりげない日常から現代史の突出点を凝視する、珠玉の紀行文学。文庫版書き下ろし「見ることの蜜は可能か」を増補。

目次

第1部 イスラエル/パレスチナ(テルアヴィヴへの到着
ユダヤ人の定義不可能性
日常生活
若者たちと軍隊
テルアヴィヴという都市
イラン・パペは語る
イスラエル国内のアラブ人
エルサレム
壁と検問
西岸をめぐる
ジェニンへの道
エステルの当惑)
見ることの蜜は可能か 二〇二四年版のための追補

著者紹介

四方田 犬彦 (ヨモタ イヌヒコ)  
1953年、大阪府箕面市生まれ。エッセイスト、批評家、詩人。文学・映画・漫画を中心に、多岐にわたる文化現象を論じる。『月島物語』で斎藤緑雨賞、『映画史への招待』でサントリー学芸賞、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞と講談社エッセイ賞、『ソウルの風景―記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞、『白土三平論』で日本児童文学学会特別賞、『翻訳と雑神』と『日本のマラーノ文学』で桑原武夫学芸賞、『ルイス・ブニュエル』で芸術選奨文部科学大臣賞、『詩の約束』で鮎川信夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)