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アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録

文春文庫 き49−1

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-16-792200-9
4-16-792200-2
税込価格 770円
頁数・縦 230P 16cm

商品内容

要旨

心臓疾患を抱えた娘は、医師から余命10年を宣告される。町工場を営む筒井夫婦は、娘を救う術を探す。日本のトップクラスの研究者や大学病院を訪ね歩き、「人工心臓を作るしかない」と決意。その開発には、莫大な資金と技術力という大きな壁が立ちふさがっていた。諦めなかった家族が紡いだ奇跡を描く傑作ノンフィクション。

目次

筒井家の長女 奈美の証言から
1章 家族の肖像(柔道武蔵
父の告白
命のろうそくが短いのか
アフリカ日記)
2章 鉄の心臓を作って(「大丈夫だよ」
手術ができない
天国の門
「インビボって何ですの?」
意外な頑固者)
3章 鈍感であるが故に真っ直ぐ(鈍感開発力
カネが尽きた
仲間たち
未知の領域)
4章 馬の骨の執念(「できたぁ!」
背負って生きたい
「好きになるなよ」)
5章 遺されたもの(病室の団欒
クリスマスの灯り
旅立ち
十七万人の命)

著者紹介

清武 英利 (キヨタケ ヒデトシ)  
1950年宮崎県生まれ。立命館大学卒業後、75年に読売新聞社入社。社会部記者として警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より読売巨人軍球団代表兼編成本部長。11年11月、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任され、係争に。著書『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社文庫)で第36回講談社ノンフィクション賞、『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』(講談社文庫)で第49回大宅壮一ノンフィクション読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)