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新陰の大河 上泉信綱伝

出版社名 小学館
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-09-386714-6
4-09-386714-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 277P 20cm

商品内容

要旨

上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。甲斐国躑躅ヶ崎館・武田晴信の誘いにもなびかず、我が道を行く主君に仕える信綱だったが、ついに業政の命運が尽きてしまう。信綱は「兵法を極めよ」という業政の遺言を成し遂げるべく、弟子の疋田文五郎、神後宗治とともに諸国修行の旅に出る決意を固めることに。出立後、信濃国諏訪大社で奉納演武してからというもの、長坂釣閑斎をはじめ、諏訪四郎、武田晴信、小山田信茂らが、兵法家として名高い信綱を引き留めては策を弄してくる。なんとか魔手を振り切り、常陸国へ向かう一行。ようやく辿り着いた、武の神を祀る鹿島神宮を詣でていると、なんと剣聖・塚原卜伝が現れた。教えを乞う信綱に卜伝は…。戦国武将剣豪ロマン。

出版社・メーカーコメント

戦国武将にして剣聖が辿った艱難辛苦の道。 上泉信綱は剣槍を縦横無尽に振るっていた。相模国小田原城主・北条氏康の機略により、武蔵河越城を落とし損ねた関東管領・山内上杉家憲政と扇ガ谷上杉家朝定、関東公方・足利晴氏の連合軍を救うため、一騎当千の働きをせねばならぬのだ。しかし、獅子奮迅の活躍虚しく、主君である上野国箕輪城主長野業政の嫡男・吉業は護りきれなかった。肩を落とす信綱に、業政は無能な関東管領を見限るという。

著者紹介

上田 秀人 (ウエダ ヒデト)  
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。97年、「身代わり吉右衛門」で第二十回小説CLUB新人賞佳賞を受賞。2001年、『竜門の衛』でデビュー。10年、『孤闘 立花宗茂』で第十六回中山義秀文学賞を受賞。「奥右筆秘帳」シリーズは、09年「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」、14年「この時代小説がすごい!」で、文庫シリーズ第一位を獲得。さらに第三回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。22年、「百万石の留守居役」シリーズで第七回吉川英治文庫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)