• 本

苦しくて切ないすべての人たちへ

新潮新書 1037

出版社名 新潮社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-10-611037-5
4-10-611037-7
税込価格 902円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい―。「仕方なく、適当に」「万事を休息せよ」「死んだ後のことは放っておけ」など、心の重荷を軽くする後ろ向き人生訓。死者を求め辺境の霊場を訪れる人々、逸話だらけの修行時代、よい宗教とわるい宗教、親ガチャや苦の正体―恐山の禅僧が“生老病死”に本音で寄り添う。

目次

第1章 恐山夜話(お似合いの場所―「霊場恐山」について
後ろ向き人生訓 ほか)
第2章 禅僧の修行時代(修行道場の怪獣
親しき仲にもポリティクス ほか)
第3章 お坊さんらしく、ない。(「老師」はつらいよ
見かけは問題 ほか)
第4章 よい宗教、わるい宗教(よい宗教、わるい宗教
「宗教2世」と「カルト2世」 ほか)
第5章 苦と死の正体(行き先の心配
「親ガチャ」をゆるせないか ほか)

出版社・メーカーコメント

この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい−−。「仕方なく、適当に」「万事を休息せよ」「死んだ後のことは放っておけ」など、心の重荷を軽くする後ろ向き人生訓。死者を求め辺境の霊場を訪れる人々、逸話だらけの修行時代、よい宗教とわるい宗教、親ガチャや苦の正体−−恐山の禅僧が“生老病死”に本音で寄り添う。

著者紹介

南 直哉 (ミナミ ジキサイ)  
禅僧。恐山菩提寺院代、霊泉寺住職。1958年長野県生まれ。84年、出家得度。曹洞宗大本山・永平寺での修行生活を経て、2005年より恐山へ。18年、『超越と実存』で小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)