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シギント 最強のインテリジェンス

出版社名 ワニブックス
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-8470-7412-7
4-8470-7412-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 379P 20cm

商品内容

要旨

本邦初のシギント入門書、これを知らずして国際情勢は語れない。

目次

第1章 インテリジェンスなくして「反撃」なし
第2章 アメリカのインテリジェンスに学べ
第3章 「世界最強のインテシェンス機構」ファイブ・アイズとNSA
第4章 NSAの恐るべき情報収集能力
第5章 「何でもあり」のインテリジェンスの世界
第6章 既に到来、シギントの黄金時代
第7章 「インテリジェンスの本家」イギリスの底力
第8章 サイバーセキュリティ最前線
第9章 日本のインテリジェンス強化のための提言

出版社・メーカーコメント

本邦初のシギント入門書!シギントを知らずして、国際情勢は語れない! ※シギント(SIGINT:signals intelligence)とは、通信、電磁波、信号等など傍受を利用した諜報・諜報活動。盗聴、ハッキング、国益を賭けた戦いの世界【インテリジェンス・ウォー】繰り返す、これは架空【フィクション】ではない!〈救国シンクタンク「国家防衛分析プロジェクト」企画〉ヒューミント、シギント、イミントの三分野を現場で体験した元警察官僚、元内閣衛星情報センター次長 茂田忠良。麗澤大学客員教授。情報史学研究家。2023年フジサンケイグループ第39回正論大賞受賞 江崎道朗。今、最も日本に欠けているインテリジェンス能力を徹底討論。◆「世界最強のシギント機構」UKUSA(ファイブ・アイズ)◆シギント機関の関与なくして“本当のサイバー・セキュリティ”はできない◆インテリジェンスの世界で「専守防衛」は通用しないても対外諜報は「やるのが当たり前」◆今こそ国家シギント機関創設に向けた第一歩を なぜアメリカは、ロシアによるウクライナ侵攻を半年近くも前に予見することができたのか。なぜ欧米や日本は、ロシアによるウクライナ侵攻後ただちにプーチン大統領とその関係者の資産凍結を実施できたのか。なぜアメリカは、日本の外務省や防衛省の情報が中国に漏れていることを把握できたのか。なぜアメリカは、中国製の通信機器などを政府調達から外そうとしたのか。いま日本に必要なのは、スパイ、違法行為を効率よく見つける捜査手法を「解禁」することなのだ。その捜査手法とは、シギント(信号諜報)を活用することだ。アメリカを含む外国、言い換えれば日本を除く大半の国では、国家シギント機関とセキュリティ・サービスが、安全保障の観点から国内だけでなく国外でも電話、インターネットなどの通信、クレジットカードの取引情報など(シギント)を傍受・分析し、1年365日24時間、自国(と同盟国、同志国)に対する敵対的な活動を監視している。ところが日本だけは、こうした行政通信傍受は許されておらず、国家シギント機関も存在しない。日本は現行憲法9条のもとで正規の国防軍を持たない「異質な国」だが、実はサイバー空間でも、内外のスパイ活動を監視・追跡する国家シギント機関とセキュリティ・サービスを持たない「異質な国」なのだ。(「はじめに」より一部抜粋)

著者紹介

茂田 忠良 (シゲタ タダヨシ)  
1951年(昭和26年)茨城県生まれ。1975年東京大学法学部(公法科)卒業。1980年米国・デューク大学大学院(政治学)卒業(修士)。1975年警察庁に入庁し主として警備・国際部門で勤務したほか、群馬県警察本部長、埼玉県警察本部長、四国管区警察局長を歴任。警察外では、在イスラエル日本大使館一等書記官、防衛庁陸幕調査部調査別室長・情報本部電波部長、内閣衛星情報センター次長を歴任。2008年退官後にインテリジェンスの学問的研究を始め、2014年から2022年まで日本大学危機管理学部教授としてインテリジェンスを講義。現在インテリジェンス研究に従事
江崎 道朗 (エザキ ミチオ)  
麗澤大学客員教授。情報史学研究家。1962年(昭和37年)東京都生まれ。九州大学卒業後、国会議員政策スタッフなどを務め、安全保障やインテリジェンス、近現代史研究に従事。2016年夏から本格的に言論活動を開始。産経新聞「正論」欄執筆メンバー。日本戦略研究フォーラム(JFSS)政策提言委員、歴史認識問題研究会副会長、救国シンクタンク理事、国家基本問題研究所企画委員。オンラインサロン「江崎塾」主宰。2023年フジサンケイグループ第39回正論大賞受賞。主な著書に『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(第27回山本七平賞最終候補作)、『日本は誰と戦ったのか』(第1回アパ日本最高大賞受賞作、ワニブックス)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)