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歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史 現代アフリカにおける暴力と和解

出版社名 春風社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-86110-953-9
4-86110-953-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 290P 22cm

商品内容

要旨

凄惨な暴力の経緯とその後の課題。アフリカにおけるさまざまな紛争や暴力の論理と動態を、「無秩序」や「野蛮さ」のイメージから距離を置きつつ、その政治経済・歴史的側面に注目しながら解き明かす。

目次

歴史が生みだす紛争、紛争が生みだす歴史
1 国際関係のなかの紛争の機制(フランスの「かくも惨めな失敗」―マリにおける紛争と混乱の歴史的背景
模倣すべき「過去」―南アフリカ・ナタール植民地における武装蜂起と人種隔離政策の形成
誰が好戦的なのか―ウガンダにおける治安部隊編成の歴史と民族をめぐる言説)
2 暴力のモラリティと歴史経験(いびつなレプリカとしての「報復」―南スーダン、ヌエル社会における紛争と殺人をめぐる概念の歴史的変遷
内と外の境界を越えて―ウガンダ北部紛争後の和解と加害行為の位置づけ)
3 紛争をめぐる記憶の配置(ビアフラ戦争とハム仮説―イボ人たちの「さまよえるユダヤ人」としての運命
沈黙の領有、それに抗する慟哭―ルワンダの「歴史」を取り戻す彼女たちの倫理的交渉)

著者紹介

佐川 徹 (サガワ トオル)  
慶應義塾大学文学部准教授。専攻はアフリカ地域研究、文化人類学
竹沢 尚一郎 (タケザワ ショウイチロウ)  
国立民族学博物館・名誉教授。専攻はアフリカ史、宗教人類学
松本 尚之 (マツモト ヒサシ)  
横浜国立大学都市イノベーション研究院教授。専攻は文化人類学、アフリカ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)