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平蔵の母

文春文庫 お13−24

出版社名 文藝春秋
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-16-792197-2
4-16-792197-9
税込価格 891円
頁数・縦 374P 16cm

商品内容

要旨

料理屋“元喜世”に突然「平蔵の母」を名乗る老婆が現れ、奥座敷で倒れる。寝たきりとなった老婆が平蔵との面会を強く求めるさなか“元喜世”に押し込みの危険が迫る。老婆は平蔵が幼い頃に生き別れた実母か、押し込みに絡む偽者か。火付盗賊改・長谷川平蔵と同心たちの切れ味鋭い活躍を描くシリーズ第4弾。

出版社・メーカーコメント

おれには、はなから母親がいない、そう考えるのだ−−。売り出し中の料理屋<元喜世>に突然現れた「平蔵の母」きえ。その真偽は、平蔵の真意は。池波正太郎没後なお多くの支持を集める『鬼平犯科帳』。父で挿絵家・中一弥氏が「オール読物」で挿絵を描いていた縁と、長年の愛読者だった著者が、「鬼平」へのオマージュをこめて、切れ味鋭く長谷川平蔵を蘇らせたシリーズ最新の第4作。収録作品は表題作の他、「せせりの辨介」「旧恩」「陰徳」「深川油堀」「かわほりお仙」の全6作。

著者紹介

逢坂 剛 (オウサカ ゴウ)  
1943年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業後、博報堂に入社。80年、『暗殺者グラナダに死す』で第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞。87年、『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。97年より執筆に専念。2013年、第17回日本ミステリー文学大賞を受賞。15年、『平蔵狩り』で第49回吉川英治文学賞を受賞。20年、第61回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)