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逃げても、逃げてもシェイクスピア 翻訳家・松岡和子の仕事

出版社名 新潮社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-10-464002-7
4-10-464002-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 221P 20cm

商品内容

要旨

まさか、全戯曲完訳の長い旅に出るなんて―。作品を「読む」と「訳す」は大違い。古の大劇作家の企みに果敢に挑む!

目次

第1章 父と母(引き揚げ後の暮らし
明治生まれの母・幸子 ほか)
第2章 学生時代(勉強か青春謳歌か
大学選択でまた悩む ほか)
第3章 仕事・家族(初めての翻訳
弟が設計した自宅 ほか)
第4章 劇評・翻訳(戯曲翻訳の世界へ
ドラマ仕掛けの空間 ほか)
第5章 シェイクスピアとの格闘(自分が新訳する意味は何か?
夜は明けるのか明けないのか ほか)

出版社・メーカーコメント

完訳を成し遂げた翻訳家の仕事と人生はこんなにも密接につながっていた。ソ連に11年抑留された父、女手一つで子供達を守り育てた母。自身の進学、結婚、子育て、介護、そして大切な人達との別れ−−人生の経験すべてが、古典の一言一言に血を通わせていった。最初は苦手だったシェイクスピアのこと、蜷川幸雄らとの交流、一語へのこだわりを巡る役者との交感まですべてを明かす宝物のような一冊。

著者紹介

草生 亜紀子 (クサオイ アキコ)  
国際基督教大学、米Wartburg大学卒業。産経新聞、The Japan Times記者、新潮社、株式会社ほぼ日を経て独立。現在、国際人道支援NGOで働きながら、フリーランスとして翻訳・原稿執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)