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日ソ戦争 帝国日本最後の戦い

中公新書 2798

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-12-102798-6
4-12-102798-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 290P 18cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第28回 司馬遼太郎賞受賞

要旨

日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり、戦後を見据えた戦争だった。これまでソ連の中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国のソ連への参戦要請から各地での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。

目次

第1章 開戦までの国家戦略―日米ソの角逐(戦争を演出したアメリカ―大統領と米軍の思惑
打ち砕かれた日本の希望―ソ連のリアリズム)
第2章 満洲の蹂躙、関東軍の壊滅(開戦までの道程―日ソの作戦計画と動員
ソ連軍の侵攻―八月九日未明からの一ヵ月
在満日本人の苦難
北緯三八度線までの占領へ)
第3章 南樺太と千島列島への侵攻(国内最後の地上戦―南樺太
日本の最北端での激戦―占守島
岐路にあった北海道と北方領土
日ソ戦争の犠牲者たち)
第4章 日本の復讐を恐れたスターリン(対日包囲網の形成
シベリア抑留と物資搬出)

出版社・メーカーコメント

日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後にソ連軍が侵攻してくるなど、戦後を見据えた戦争でもあった。これまでソ連による中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国によるソ連への参戦要請から、満洲など各所での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。

著者紹介

麻田 雅文 (アサダ マサフミ)  
1980(昭和55)年東京都生まれ。2003年学習院大学文学部史学科卒業。10年北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、ジョージ・ワシントン大学客員研究員などを経て、15年より岩手大学人文社会科学部准教授。専攻は近現代の日中露関係史。著書『中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」1896‐1935』(名古屋大学出版会、2012年/第8回樫山純三賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)