• 本

消え失せた密画

中公文庫 ケ9−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-12-207513-9
4-12-207513-0
税込価格 990円
頁数・縦 372P 16cm

商品内容

要旨

ベルリンで長年真面目に働いてきた肉屋の親方キュルツは、突然すべてが嫌になって家出し、コペンハーゲンにやって来た。そこで高価な密画を運ぼうとする女性に協力を頼まれる。盗賊団や、謎の青年から狙われる密画を、人の良いキュルツは守れるか…。「抵抗の作家」がナチスからの迫害下に著した痛快ユーモアミステリー。

出版社・メーカーコメント

肉屋の親方キュルツはふとしたことから盗賊団に狙われる密画を輸送することに。登場人物すべてがどこか憎めない、痛快ユーモアミステリー〈解説〉深緑野分

著者紹介

ケストナー,エーリヒ (ケストナー,エーリヒ)   K¨astner,Erich
ドイツの詩人・作家。1899年ドレスデン生まれ。第一次世界大戦で徴兵、除隊後、大学で文学を修めるかたわら文筆活動を開始。1929年に発表した『エミールと探偵たち』で児童文学作家として知られるようになる。ファシズム批判・自由主義的作風から、33年発表の『飛ぶ教室』を最後にナチスによってドイツ国内での出版を禁じられ、焚書処分を受ける。第二次大戦後、西ドイツのペンクラブ会長。60年国際アンデルセン賞受賞。74年、死去
小松 太郎 (コマツ タロウ)  
1900(明治33)年、大阪生まれ。慶應義塾大学を経て、ベルリン大学を卒業。帰国後、法政大学で教鞭をとるかたわら、ドイツ語の翻訳を手がける。74(昭和49)年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)