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「科学的に正しい」とは何か

ニュートン新書

出版社名 ニュートンプレス
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-315-52808-4
4-315-52808-0
税込価格 2,400円
頁数・縦 524P 18cm

商品内容

要旨

「科学の特別さの大元は、根拠を大切にする姿勢と、根拠を基準に理論を変える意思にある」。科学哲学者の著者は、この心構えを「科学的態度」と呼びます。本書は科学における過去の成功と失敗の例を「科学的態度」でひも解きながら、疑似科学や陰謀論との違いなどにも踏み込み、「科学の何が特別なのか」というテーマを追究していきます。科学と科学ではないものを分けるものとは?研究の不正や捏造があってもなお、科学を信頼できる理由とは?世界的ベストセラー『ポストトゥルース』の著者が贈る、現代人に必須の科学論。

目次

序章
第1章 科学的方法と線引き問題
第2章 科学の仕組みに対する誤解
第3章 科学的態度の重要性
第4章 科学的態度と線引き問題―解決の必要はもうない
第5章 科学的態度の実践―科学者はどう科学的態度を尊重すべきか
第6章 科学的態度が変えた近代医学
第7章 科学が道を誤るとき―研究不正などの過ち
第8章 裏通りの科学―否定主義と疑似科学というペテン
第9章 社会科学の前進のために
第10章 科学の価値

著者紹介

マッキンタイア,リー (マッキンタイア,リー)   McIntyre,Lee
ボストン大学哲学・科学史センターリサーチフェロー。著書の『ポストトゥルース』(人文書院)は世界6ヵ国で翻訳され、ベストセラーとなった
網谷 祐一 (アミタニ ユウイチ)  
会津大学コンピュータ理工学部教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学後、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)にて哲学博士(Ph.D.)取得。米ピッツバーグ大学(ポスト・ドクトラル・フェロー)、京都大学文学研究科(研究員)、東京農業大学生物産業学部准教授、会津大学コンピュータ理工学部上級准教授などを経て現職。2015年度科学基礎論学会奨励賞受賞
高崎 拓哉 (タカサキ タクヤ)  
翻訳者。書籍とスポーツの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)