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BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-7631-4037-1
4-7631-4037-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 359,38P 19cm

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要旨

2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックの大会経費は、立候補時の見積もり7340億円を大幅に超過する約3.7兆円に上ったという。このように、大型プロジェクトはえてして計画通りには進まず、予算超過や工期遅延、あるいは期待した便益が得られないといった事態に見舞われがちだ。
本書では、1万6000件以上の大型プロジェクトの成否データベースを構築した研究者らが、プロジェクトのコストがかさんだり、大幅に遅延したりするなど「うまくいかない」理由を分析、少数の「うまくいった」事例も紹介しながら、計画通りに進み、優れた結果をもたらすプロジェクト運営の要諦を解説している。著者らの研究によれば、計画通りに進み、期待された便益をもたらすプロジェクトは、わずか0.5%だという。
著者のベント・フリウビヤ氏は、経済地理学者。オックスフォード大学第一BT教授・学科長、コペンハーゲンIT大学ヴィルム・カン・ラスムセン教授・学科長。ダン・ガードナー氏はカナダ在住のジャーナリスト、作家で、共著書に『超予測力』(早川書房)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年6月14日]

商品内容

要旨

新しいものを生み出す旅路、本書が完成まで伴走者になる。蒸気のように実体のない「モヤ」からいかにして超益を生むBIG THINGSが完成したのか!シドニー・オペラハウスから歴代オリンピックまで世界中のあらゆるメガプロジェクト、その光と影を真髄まで研究し尽くした巨星、渾身の書!

目次

序章 “夢のカリフォルニア”―ビッグアイデアの生死の境目
1章 ゆっくり考え、すばやく動く―「じっくり計画」が成功の鍵
2章 本当にそれでいい?―「早く決めたい」衝動に賢く抗う
3章 「根本」を明確にする―目的がくっきり頭にあれば間違った道具は取らない
4章 ピクサー・プランニング―アイデアは「灰色のモヤモヤ」から始まる
5章 「経験」のパワー―最初から「貯金」がある状態で始める
6章 唯一無二のつもり?―想像との「ズレ」をなくす
7章 再現的クリエイティブ―「創造はロマン」vs「創造は管理できる」
8章 一丸チームですばやくつくる―「一体感」で全員の士気を高める
9章 スモールシング戦略―小さいものを積み上げて巨大にする
終章 「見事で凄いもの」を創る勝ち筋―メガプロジェクト研究が導く11の経験則

著者紹介

フリウビヤ,ベント (フリウビヤ,ベント)   Flyvbjerg,Bent
経済地理学者。オックスフォード大学第一BT教授・学科長、コペンハーゲンIT大学ヴィルム・カン・ラスムセン教授・学科長。「メガプロジェクトにおける世界の第一人者」(KPMGによる)であり、同分野において最も引用されている研究者である。ネイチャー、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、BBC、CNNほか多数の著名学術誌や有力メディアに頻繁に取り上げられている。これまで100件以上のメガプロジェクトのコンサルティングを行い、各国政府やフォーチュン500企業のアドバイザーを務めている
ガードナー,ダン (ガードナー,ダン)   Gardner,Dan
カナダ在住のジャーナリスト、作家
櫻井 祐子 (サクライ ユウコ)  
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒、大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)