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WKW THE CINEMA OF WONG KAR WAI

出版社名 星海社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-06-535147-5
4-06-535147-2
税込価格 13,500円
頁数・縦 303P 32cm

商品内容

要旨

2046部限定刊行。本書は、ウォン・カーウァイ自身が監督した11作品の創作過程を通じて、映画や役者、そして人生そのものについて彼が惜しげも無く語りきった唯一の著書であり、そのスタイリッシュな映像美を凝縮した250枚を超えるビジュアルを余すことなく収録した、まさにファン必携の贅を尽くした一冊である。ウォンの作品は、儚く、孤独な美を宿す。刹那的だからこそ激しい逢瀬や、何度すくおうともたちまち手から零れ落ちるような切ない別離―ウォン映画ならではのシークエンスの根源がこの一冊に宿っている。

目次

PERHAPS,PERHAPS,PERHAPS:ウォン・カーウァイの37の見方
六つの会話
会話1 アマルコルド
会話2 ヒッチコックではなく
会話3 香港ノクターン
会話4 ペルフィディア
会話5 パンアメリカン・ハイウェイ
会話6 北、南、東、西

出版社・メーカーコメント

独特の雰囲気と視覚的な瑞々しさで高い評価を獲得し、世界に知られる映画監督ウォン・カーウァイ。その待望久しい回顧録。 ロマンティックかつスタイリッシュな作品で知られるウォン・カーウァイ監督。恋愛、憧れ、辛い記憶などをテーマとし、目もくらむほど映画的なシーンを作る彼のスタイルは肌理(きめ)やムードの魅力に溢れ、傑出した場所感覚を有する。ウォンの全作品を初めて扱った本書は、ウォン・カーウァイと作家のジョン・パワーズが、ウォンの最も有名なシーンのロケ地で、作品について語り合っている。 本書には六つの異なる場所で行われた、ウォンとパワーズとの会話が収められている。その中にはウォンが育った近所や、『花様年華』を撮影したレストランもある。『いますぐ抱きしめたい』から『2046』、『グランド・マスター』までウォンの11作品を論じ、時間、郷愁、美といったウォンのトレードマークとも言えるテーマについて探究し、同時にウォンの私生活にも言及する。 さらに本書はウォン・カーウァイ初の著書であり、彼の作品を包括する最初の本でもある。この驚くべき贅沢な書によって読者はウォン映画の内部へと歩み出すだろう。250枚を超える写真と映画のスチール、パワーズの巻頭エッセイも合わせて、当年最高の映画本である。PERHAPS, PERHAPS, PERHAPS: 37 VIEWS OF WONG KAR WAIたぶん、たぶん、たぶん   ウォン・カーウァイの37の見方SIX CONVERSATIONS六つの会話CONVERSATION ONE: AMARCORD会話1 アマルコルドCONVERSATION TWO: NOT HITCHCOCK会話2 ヒッチコックではなくCONVERSATION THREE: HONG KONG NOCTURNE会話3 香港ノクターンCONVERSATION FOUR: PERFIDIA会話4 ペルフィディアCONVERSATION FIVE: PAN−AMERICAN HIGHWAY会話5 パンアメリカン・ハイウェイCONVERSATION SIX: NORTH, SOUTH, EAST AND WEST*本書は「WKWTHE CINEMA OF WONG KAR WAI」(Rizzoli、2016年刊)の日本語翻訳版です

著者紹介

パワーズ,ジョン (パワーズ,ジョン)   Powers,John
『ヴォーグ』誌やサイト『ヴォーグ・ドットコム』で、さらにNPR(米国公共ラジオ放送)の番組「テリー・グロスと新鮮な空気」で映画や政治を批評する。著書『Sore Winners』(痛い勝者)でブッシュ政権下のアメリカ文化を論じた。批評家兼コラムニストとして12年間仕事をしており、『ザ・ネイション』『グルメ』『ワシントン・ポスト』『ニューヨーク・タイムズ』『L.A.ウィークリー』などに寄稿している。カリフォルニア州パサデナ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)