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クリティカル・ビジネス・パラダイム 社会運動とビジネスの交わるところ

出版社名 プレジデント社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-8334-2535-3
4-8334-2535-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 279P 19cm

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要旨

これまでのビジネスは、主に顧客の抱える問題を解決することで成長してきた。ところが現在、その成長によって問題解決が飽和状態になり残存する問題が少なくなってきており、それがビジネスの成長を妨げるというパラドクスが起きている。そんな現状に抗う新しいビジネス・パラダイムが台頭しているという。
本書では、近年、短期間に成長を遂げた企業に共通する「社会運動、社会批評の側面を持ったビジネス」をクリティカル・ビジネスと呼び、それ以外の既存のビジネスを「アファーマティブ・ビジネス」と名付け対置。事例を紹介しながら、なぜクリティカル・ビジネスによるパラダイム転換が起きつつあるのか、新しいパラダイムの特徴や効果などを詳細に論じている。現象を読み解くためのポイントの一つは、「大きな社会問題」と「小さな個人的問題」を「自分ごと」として捉える人たちの増加だという。
著者は独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『ビジネスの未来』(プレジデント社)などベストセラーを含む多数の著書がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年6月21日]

商品内容

要旨

アップル/テスラ/IKEA/パタゴニア/フェアフォン…少数派による反抗が社会を変革するビジネスを生み出している。いま、世界で勃興しつつある新しいパラダイム。

目次

第1章 クリティカル・ビジネス・パラダイムとは?
第2章 クリティカル・ビジネスを取り巻くステークホルダー
第3章 反抗という社会資源
第4章 クリティカル・ビジネス・パラダイムの背景
第5章 社会を変革したクリティカル・ビジネスの実践例と多様性
第6章 アクティヴィストのための10の弾丸
第7章 今後のチャレンジ

著者紹介

山口 周 (ヤマグチ シュウ)  
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストンコンサルティンググループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(光文社新書)』でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)