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グレーバー+ウェングロウ『万物の黎明』を読む 人類史と文明の新たなヴィジョン

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-309-22916-4
4-309-22916-6
税込価格 2,530円
頁数・縦 284P 21cm

商品内容

要旨

世界的ベストセラー『万物の黎明』は何が革新的なのか?考古学・人類史・哲学などの気鋭が読み解きともに新たな世界の扉を開く。

目次

酒井隆史 グレーバーと『万物の黎明』について知っている、5、6のことがら
インタビュー(デヴィッド・ウェングロウ 酒井隆史訳 原初的自由)
書評(ダニエル・ゾラ 今政肇訳 史遊び―『万物の黎明』の一書評
サイモン・ウー 今政肇訳 黎明の閃光―デヴィッド・グレーバーとデヴィッド・ウェングロウの人類新史)
エッセイ・詩(角幡唯介―狩猟民の知的能力の高さに憧れる私はバカなのだろうか
鳥居万由実―まあるいピトビトは泥団子の何万年
白石嘉治―なんというアブダクション!なんというファビュラシオン!
早助よう子―アメリカの小父さん
山本浩貴―ポスト人新世の芸術における想像力と創造性)
人類学から(藤倉達郎 『価値観』から『万物の黎明』まで―社会創造の自由
大村敬一 未来の空―多様性の苗床になるための人類学
松村圭一郎 グレーバーの人類学が残したもの
佐久間寛 自由と歓待―文化人類学的探究)
考古学から(溝口孝司+瀬川拓郎+小茄子川歩+酒井隆史 考古学にとっての『万物の黎明』、その接続・影響・未来
溝口孝司 『万物の黎明』を少しだけ読み換える―“サピエンス”が“ハイアラーキクス”になってしまったことの(非必然的)条件
瀬川拓郎 王・奴隷・バッファ―アイヌ社会における抑圧と友愛の歴史
小茄子川歩 「文明」論としての『万物の黎明』)
哲学・政治から(近藤和敬+森元斎+酒井隆史+早助よう子(司会) 『万物の黎明』から新しい哲学がはじまる
阿部小涼 物語からくつがえす―『万物の黎明』が拓く可能性
李珍景 影本剛訳 不定称の思想史と歴史的アナルケーイズム
山下雄大 出来事への想像力を奪回するために―『万物の黎明』と(反)革命の社会理論)

著者紹介

酒井 隆史 (サカイ タカシ)  
1965年生まれ。社会思想。大阪公立大学教授。『通天閣 新・日本資本主義発達史』(青土社)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)